産後の湯漏れ・失禁を改善する骨盤底筋トレーニング
湯漏れは産後のショックのひとつ
湯漏れとは?湯漏れの現象とは?お風呂上りに、アソコからおしっこが出たように液体が落ちる。あとで下着が濡れている。そんな時は湯漏れという現象が起きています。湯漏れは産後の身体の変化に気づく瞬間でもあります。ちょっとショックかもしれません。今まで経験したことないことが起きるとちょっと心配になりますよね。病気かな?体がおかしいのかな?
でも心配しないで大丈夫です。多くの出産経験者が体験します。出産によって骨盤底筋群というアソコの周りの筋肉が弱っている(伸びている・ゆるんでいる)ことが原因で起こります。特にお風呂はリラックスできる場所なので筋肉も緩みがちになります。そのときにお風呂のお湯が中に入ってくるのですが膣圧が高いときは入ってきません。
気にならない人はそのまま過ごす方もいらっしゃいますが、お風呂には雑菌がいっぱいです。余計な病気や感染症にかからないためにも湯漏れは改善した方が無難です。
湯漏れの対処法は?
湯漏れが起こったらすぐにできる対処方法は、
- お風呂上りにバスタオルを太ももの間に挟んでしばらくお尻の筋肉を締める(実際には肛門に力を入れる)余分な水分を落とせます。骨盤底筋を鍛える習慣にもなります。
- すぐに下着を履かずに、バスタオルを巻いて髪を乾かしたり、顔に化粧水をつけるなどして下着を履くまでに時間をあける。あぐらをかいたり、立ち上がったりを2,3度繰り返してみる。
●湯漏れ対策として簡単なことですが、これらのことで中のお水を出すことができるので下着が濡れなくなります。
湯漏れは産後のママだけに起こる現象ではなく、膣圧をあまり気にしたことのない若い女性にもよく見られます。これも膣圧が低いことが原因です。しかし、ゆるんだままはダメなんです。骨盤底筋は筋肉なので将来のためにも鍛える必要があります。筋肉は使わないと当然弱ってきます。将来的には失禁から慢性的な尿漏れになったりします。
湯漏れ改善!インナーマッスルを鍛えるのは難しい!
インナーマッスルとは平たく簡単に言うと、目に見えていない部分の筋肉です。深部筋肉です。
よくスポーツ選手が体幹を鍛えるということをいいますが、あの体幹を支えている筋肉にもインナーマッスルが多く含まれています。あと、呼吸筋群もインナーマッスルに該当します。呼吸をする動作も筋肉がおこなっていますが、身体の内側にある呼吸筋は普通では鍛えようがありません。バーベルを持って上げ下げするだけで筋肉が付くのとは全く別物です。
インナーマッスルは鍛えるのが難しい分、鍛えられると常人以上の力が発揮できたりします。スポーツ選手はココに注目しているんですね。
湯漏れでいうと骨盤底筋群がインナーマッスルに該当します。ココを鍛えるのは難しいことです。普段の生活でここを筋トレすることはありません。でも鍛えられると湯漏れは起こらなくなり、膣圧も向上します。いわゆる「締まる・締めれる」ということが可能になります。女磨きのためにも役に立ちます。
外側から鍛える骨盤底筋
では実際にどうやって骨盤底筋を鍛えるか?腰回りに付けるサポーターや補正下着、骨盤ショーツのようなものが役に立ちます。毎日24時間ずっと身に付けて、しっかりと外側から引き締めていくというものです。骨盤矯正のアイテムにも役に立つモノがあるようです。
内側から鍛える骨盤底筋
ヨガや骨盤矯正などの体操に骨盤底筋を鍛える方法があるようです。でも、ヨガ教室などに通わなくても出来る方法があります。それが骨盤底筋トレーニング。通称「膣トレ」と呼ばれる体操です。
誰にも分からずに日常、簡単にできる骨盤底筋(膣トレ)体操というものがあります。ここでは書きませんが「産後の膣トレ体操」に詳しく紹介されているので参照ください。
さらにこのトレーニングをサポートする膣トレグッズというアイテムも存在します。骨盤底筋は筋トレできにくい場所ですがモノをつかむ要領でトレーニングをすると筋力が早くアップしやすいようです。これは何も持たずに握力UPトレーニングをするのとゴムボールをもってトレーニングするような違いです。このグッズも開発が進んでいて日本女性に合う形や大きさが発売されているそうです。なかなか体操だけでは筋トレが進まないという、もどかしさがある方は一度試してみてもいいかも。
軽い尿漏れ!今すぐできることは専用のショーツで対策する
実際には湯漏れが起きている場合は尿漏れも起きやすくなっています。トレーニングで回復を待つ間も悩みが解消されないと思うので、失禁・軽尿漏れ用のショーツがあるのでそれと併用してトレーニングを行うことをおすすめします♪
最近はお洒落なタイプで軽い尿漏れに対応したものが多く販売されています。洗濯時にもなくならない3~5枚セットのモノが使いやすく、よく売れているようです。